金平君は、入社して何年になる？

丸２年です。無我夢中で２年間、本当にあっという間でした。

これからますます早く時間が過ぎるんじゃないかな。私は入社して20年経つけど、入社したのが昨日のことのように感じるよ。

20年ですか！　長く感じますけど……

そもそも、なぜこの会社に入ろうと思ったの？

親がホンダの車に乗っていた、というのがいちばん大きな理由です。

私自身も学生の頃から、「乗るならホンダ」だった。やはり、それが入社の動機の一つだね。

実は私、ホンダはバイクから好きになったんです。子どもの頃、白バイが大好きで。その後、車もつくっているのだと知りました（笑）。

あと、入社前は、営業職はお互いにライバルで、ちょっと殺伐とした雰囲気があるんじゃないか、と思っていました。

実際は、全然違ったでしょう？

はい、正反対でした。私は性格的に何でも一人で抱え込みがちなのですが、先輩が「困ったり、分からないことがあったら、とりあえず聞け」と。

失敗するからこそ成長がある、というのがこの会社の文化なのだと思う。

初めて事故対応をすることになった時も、先輩が「俺も一緒についていくよ！」と言ってれて。本当に心強いです。

みんな先輩に助けられてきた。だからお互いさま、なんだよ。

会社のサポート体制もかなり整っているよね。営業のために開発されたホンダ独自のiPadアプリのHSSなんて、画期的だと思う。

たとえば商談の際、お客様の希望条件を入力していくと最後に最適な車が出てくる。だから、お客様にもご納得いただけるんです。

この会社の特徴は、そうした営業支援ツールを導入して終わり、ではなく、常に勉強し続けていることなんだよね。

私もよく、朝礼後の朝活で先輩に相談しています。

たとえば、HSSだって十分に使いこなせない人間も出てくるわけ。でも、成長の速さは人それぞれ。その人に合ったフォローをするのが先輩なり上司なりの務めなのだから、”落ちこぼれ”をつくらないよう、最後まで寄り添わないといけないんだよね。

あの……営業の大先輩として柏井さんにうかがいたいのは、やっぱり売り上げアップの秘訣です。

「車を売る」ことだけを考えないこと、じゃないかな。「車を売る」ことだけを目的にしていると、逆に、売れないよ。

お客様とのおつきあいでは、どんなことを心がけていましたか？

商売抜きで、目の前のお客様に向き合うこと。すると、お客様もこちらに向き合ってくださる。そのうち「これ、持ってきな」と野菜をくださったりして。

そうなんですね。私はまだまだ修業が足りません……。

いやいや。金平君はお客様に愛称で呼んでいただいているでしょ。

ええ、「こんぺいさん」「きんぺいさん」と。

そういう細かいことの積み重ねが、結果に結びつくんだよ。

そういえば金平君、靴がピカピカだよね。

実は、おろしたてなんです。　店長と対談させていただくのですし、撮影もあるというので（笑）。

それ大事。人は足下、とくに靴で判断される、とも言われるからね。身だしなみに気をつけるようになったのは、なぜ？

私たちは百何十円のものを売るわけではないですよね。車は何百万円もするもの。そういうものを提供する人間は、それなりにきちんとしてないといけないなあと。書類にサインをいただくペン一つとっても、気を遣うようになりました。

身なりをきちんとするというのは、お客様への礼儀、誠意をお見せするということ。金平君、すでに立派な営業マンだね。

今後の目標って、何かある？

営業職である以上、新人賞やメーカー表彰を目指したいです。

焦りは禁物だよ。焦るとつい大物を狙おうとして、途中で息切れしてしまうからね。

はい、気をつけます。

金平君は、目の前の土をせっせと耕して種をまき、手入れをして花を咲かせる……というタイプだと思う。

お客様がいちばんワクワクするのって、納車の時だと思うんです。その「うれしい！」という気持ちをお届けできるよう、つねに心がけていたいと思います。

金平君と話をして、私も新人の頃の気持ちを思い出した。今後の活躍を期待しているよ！